金の鑑定方法とは?(試金石編)
金の検査で最も有名な検査方法の1つ『試金石検査』は、特殊な黒石に金(貴金属や金と思われる金属)を擦りつけ、ほんの少しだけ削り黒石に付着させます。
付着した金に『硝酸』をかけることにより、金属の種類を特定する方法です。
金は『硝酸』などの”酸”に解けない性質を持っている為、その性質を利用しています。
硝酸を掛け、金やプラチナであれば溶ける事無く金がそのまま残りますが、
それ以外の金属は解けて消えてしまいます。
その性質を利用することにより、判断可能です。
また、金メッキなどの製品の場合は最初は金が付着しますが、すぐに下にある金属が付着する為、
メッキだと解り金属の種類を判断することも可能です。
また、慣れてくると試金石に擦りつけた跡を見ることで金の純度を把握することもある程度可能です。