翡翠(ヒスイ)の査定ポイント
①大きさ
②色合い
③キズなど
上記3つのポイントを中心にその時の需要や供給による相場を割り出し、買取査定を行います。
翡翠は買取店によって評価基準が異なるため所によって
買取り金額にズレが生じることが多いですが、代表的なポイントとしては
まず「大きさ」です。ただ大きければよいというわけではありませんが
小さなサイズの石よりはお値段アップの基準にはなります。
そして次に「色合い」ですが、澄んだ色ほど希少価値が付きます。
多くの翡翠は不透明か半透明で、高級な装飾品になるほど美しい翡翠が取り付けられます。
そして最後に「キズ」。
翡翠は鉱石の中でもモース硬度がそれほど高くなく
もっと言えば日常生活の中で強くぶつけてしまった場合、
表面に傷がつく可能性があります。
長く使用されている物などの場合、キズがついていることも多く
買取査定に響くこともございます。
翡翠(ヒスイ)について
深緑の半透明の宝石の一つ翡翠は東洋(中国)、中南米(インカ文明)で
古くから人気が高く、金以上に珍重された。古くは玉(ぎょく)と呼ばれていました。
翡翠は科学組織の違いで「硬玉(ヒスイ輝石)」と軟玉(ネフライト : 透閃石-緑閃石系角閃石)」に
分類され、この二つは全く別の鉱物とされているが、見た目の区別がつきにくいため
総じて「翡翠(ヒスイ」と呼ばれる。
古来より「不老不死」、「生命と再生」をもたらす石と信じられ
中国では、他の宝石よりも価値が高いとされ、
腕輪などの装飾品や器、精細な彫刻をほどこした置物など加工され、利用されてきました。
ニュージーランドやメソアメリカではまじないの道具としても使われていました。
上記の通り翡翠には
「硬玉(ヒスイ輝石)」
「軟玉(ネフライト : 透閃石-緑閃石系角閃石)」があり
文字通り硬玉の方が硬く
中国では、古くから翡翠の事を「玉」と呼ばれ、宝飾品に利用していました。
西部タリム盆地やクンルン山脈が原石の供給地となっており
中国国内で産出される翡翠は軟玉のみで、硬玉が採れた記録も存在しません。
18世紀にミャンマー北部カチン州で翡翠の硬玉が発見され、
硬玉の原石が中国に運ばれるようになり、
2種類の翡翠が市場に流通するようになりました。
見分けるポイントとしては
翡翠は黒い繊維状の組織が走っており、光で透かした時に
黒い繊維組織が直角に近い角度で交わっていれば「硬玉」、
角度が斜めに交わっていれば「軟玉」と判断できる。