オパールの査定ポイント
①大きさ
②色合い(遊色)(特に綺麗な赤色系が高額査定のポイント!)
③内包物(キズ)(オパールの場合、中に”カン”と言われるひび割れ傷がある場合にはマイナス査定!)
④形状
上記の4点を中心に
その地点での需要や供給による相場を割り出し、買取査定を行います。
オパールについて
オパールは10月の誕生石で、宝石としての
人気はもちろん、とてもメジャーなものですが
実は大きく分けると水晶の部類に分けられます。
主に火成岩または堆積岩のすき間に、ケイ酸分を含んだ
熱水が充填することで含水ケイ酸鉱物としてできるオパールですが
その他にも温泉の沈殿物から作られたりと様々な環境や形状が異なる。
オパールの最大の特徴といえば
7色に輝く虹色効果でこの効果を「遊色」と呼ぶ。
この原理は石に内包されている「シリカ」と呼ばれる物質の影響で
シリカに含まれる不純物の差で様々な発色をもたらします。
この「遊色」が赤みを帯びていればいるほど
オパールの価値が高くなります。
その他にも数種類の色が多く出るものや
形状、大きさによってその価値が上がります。
中でも最も高く評価されるものが「ブラックオパール」と
呼ばれる黒い母岩から生成されるものです。
オパールの種類
【ブラックオパール】
オパールの中で最高級の評価を受けるのがこのブラックオパールです。
黒い母岩により生成されるオパールは通常オパールと比べて、
遊色がより強く鮮明に発色される。
オパールは赤色の発色が強く出ているものが良いとされ
赤の中でも紫を帯びたものから深紅色までありその中でも
真っ黒な地岩に鮮明な緋色のオパールは「レッドオンブラック」
と呼ばれ最高級の石とされる。
【メキシコオパール】
黄色い石から橙~赤色までの地色を持つものがメキシコ産オパールの特徴で
遊色を持つもの、持たないものもまるで火を連想させるような色合いから
別名「プレシャスオパール」、「ファイアオパール」と呼ばれる。
透明度が上がっても半透明の雰囲気を持ち続け、鮮やかなオレンジ~赤色を
楽しむブラックオパールの次に人気の高いオパールです。
【ウォーターオパール】
地岩全体がほとんど透明感のあるオパールで、
緑、青の遊色効果を発するものが多くアメリカを中心に
海外での人気が高いオパール。
メキシコオパールの変異形で、産出量はそう多くなく
日本では古くから「白メキ」と呼ばれて評価されている。
水滴を連想させるオパールに、火をイメージさせるメキシコオパールと
反対にウォーターオパールと名付けられた。
【ボルダ―オパール】
主にオーストラリアで産出されるボルダ―オパールは
一見ブラックオパールと似ているものが多いが
茶色い地岩の上に遊色効果が出現したものであり
石の裏側を見るとすぐに判別できる。
表から見るとブラックオパールと遊色が変わらないものもあり
ブラックオパールと分類分けするということで「ボルダ―」と名付けられた。
ブラックオパールと比べ価値は5分の1と言われていたが
ブラックオパールが品薄になってきているため
発色が綺麗なボルダ―オパールの人気も上昇中である。