ブランデーの熟成年数を表す符号
ブランデーは、ブレンドした原酒の中で一番古いものの熟成年数を表す符号が使われるのが一般的です。
ただし、これは製造国や製造元によって異なる事もあります。
【1つ星】 3~4年熟成させたブランデー
【2つ星】 5~6年熟成させたブランデー
【3つ星】 7~10年熟成させたブランデー
※コニャックやアルマニャックの場合は最低でも蒸留後3年を経た原酒を使用したものが表示可能。
【VO】 11~15年熟成させたブランデー
※very old(とても古い)の略
【VSO】 16~20年熟成させたブランデー
※very superior old (とても優れた古い)の略
【VSOP】 20~30年熟成させたブランデー
※very superior old pale (とても優れた古い澄んだブランデー)の略
※コニャックやアルマニャックは、最低でも蒸留後に5年を経た原酒を使用したものが表示可能。
※それ以上のグレードの場合には、一般的には下記の称号が使用されており、価格が等級別に上がっていく。
ナポレオンクラス
【XO】 44~45年熟成させたブランデー
【 EXTRA】 70年熟成させたブランデー
※コニャック・アルマニャックの場合、蒸留後最低でも7年を経た原酒を使用したもののみ表示可能。
コニャックやアルマニャックの場合には、原酒が一定時間熟成されていなければこれらの称号を使用する事が出来ないよう全国コニャック事務局(BNIC)や全国アルマニャック事務局(BNIA)において厳しく規制されている。
しかしそれ以外のブランデーのラベル表示について規制はなく、同じようにナポレオンという名称を使用していても全くの別モノの為に価格に10倍以上の違いが出る事も少なく無く、ブランデーの基準を満たしたナポレオンとは品質も雲泥の差が有ります。